【VALORANT】メタ考察 オーメン軸(2020年7月15日〜8月2日)
前期
※この記事は、2020年1月15日時点のライアットゲームズのサービス規約*1とLegal Jibber Jabber*2に同意した上で執筆されています。Riot Gamesはこのプロジェクトを推奨または後援しません。
また、記事中にて使用されているVALORANTのマップ画像は、原著作者である GANYMEDE 株式会社 JUPITER 様の許諾を得て、複製、公衆送信、改変、切除、転載を行なったものです。
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この頃になると、誰もが爆破FPSの基礎を覚え始め、特にマップコントロールが流行します。
マップコントロールとは
概要
マップコントロールが流行するに連れて、セットアップスモーク以外の効果的な攻め方がコミュニティ全体に浸透していきます。
そしてコントローラー枠は、セットアップ以外では効力を発揮できないよりも、汎用性により優れている
が好んで使われるようになりました。
さらにエージェントの研究が進み、特に日本では、アメリカでは
、ヨーロッパでは
が人気を博します。
この時期のエージェントピック率
ヨーロッパ大会『WePlay! Invitational』7月15〜19日
アメリカ大会『PAX Arena Invitational』7月21〜25日
日本大会『RAGE Japan Tournament』8月1〜2日
(((https://www.vlr.gg/event/agents/45/rage-japan-tournament))
特徴
のアビリティで特筆すべきなのは、壁を貫通する不可避フラッシュのパラノイアの存在です。
従来のFPSの多くでは、フラッシュなどの目くらまし系ユーティリティは避けることができましたが、パラノイアは絶対に回避できないとして非常に強力でした。
フラッシュが来ることを読んで、初めから目線を壁に向けてフラッシュを回避したCSGOでの例(これをアンチフラッシュという)
ESL One Cologne 2020 – FaZe Clan vs. Vitality [Dust2]
12ラウンド目 shox
この強力なパラノイアの興隆により、攻守共に積極的な勝負ができるようになりました。
RAGE Japan Tournament – Absolute JUPITER vs. SCARZ [Haven]
13ラウンド目
WePlay! Invitational – G2 vs. Fish123 [Bind]
11ラウンド目
WePlay! Invitational – Ninjas in Pyjamas vs. Fish123 [Ascent]
32ラウンド目
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Cloud 9 [Ascent]
11ラウンド目
しかし、パラノイアには1回しか使えないという欠点があるため、そこでのアフターショック、フラッシュポイント、フォルトラインがサポートの補完・代替として用いられていました。
RAGE Japan Tournament – Absolute JUPITER vs. SCARZ [Split]
13ラウンド目
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Cloud 9 [Ascent]
6ラウンド目
WePlay! Invitational – G2 vs. Fish123 [Ascent]
19ラウンド目
また、はシュラウドステップを使うことでエントリーとしての役割を担うこともでき、同じコントローラー枠の
よりも積極的なプレイができる=汎用的であるとして高い評価を得ました。
WePlay! Invitational – Ninjas in Pyjamas vs. Fish123 [Haven]
19ラウンド目
21ラウンド目
一方でデュエリストとして大きく評価を上げたのはです。
テイルウインド、アップドラフトなどを使って空中戦が多く繰り広げられるようになりました。
RAGE Japan Tournament – Absolute JUPITER vs. SCARZ [Haven]
9ラウンド目
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Cloud 9 [Ascent]
17ラウンド目
特にのエントリー方法は画期的でした。
サイト内にクラウドバーストを炊き、そこにテイルウインドで急侵入することで、トラップワイヤーを切りつつ強襲を仕掛けることができました。
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Cloud 9 [Ascent]
15ラウンド目
21ラウンド目
PAX Arena Invitational – Cloud 9 vs. Homeless [Ascent]
3ラウンド目
GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020 – Absolute JUPITER vs. Sengoku Gaming [Bind]
4ラウンド目
防衛側によるマップコントロール
以上のような攻撃の手法の変化に対応するため、守り方も更なる発展を遂げました。
前期では敵のスモークに対してアビリティをぶつけるだけで対応できていましたが、今期では敵の攻めの前兆を予期することができず、敵の攻めの前に対策を済ませる必要がありました。
つまり防衛側によるマップコントロールが最も簡単で効果的な手法として好まれました。
バインド・アセント
初動勝負とスロウオーブ、エリアの保持とバリアオーブは相性が非常に良いため、は最前線に赴いて積極的にマップコントロールを強いられる機会が増えました。
バインドはAシャワー・B窓の争奪が肝になり、攻撃側がこれらのエリアを確保する作戦を持っていない場合、為すすべなく敗北することがほとんどでした。
WePlay! Invitational – G2 vs. Fish123 [Bind]
8ラウンド目
PAX Arena Invitational – Gen.G vs. Immortals [Bind]
3ラウンド目
12ラウンド目
アセントはA・Bメインの争奪が頻繁に起こるようになります。
特にB側はや
のアビリティを使うことで容易に取れることが判明しました。
PAX Arena Invitational – Cloud 9 vs. Immortals [Ascent]
15ラウンド目
18ラウンド目
PAX Arena Invitational – Cloud 9 vs. Homeless [Ascent]
17ラウンド目
19ラウンド目
この戦術が効果的なため、ピストルラウンドですらはバリアオーブではなくスロウオーブを購入することがありました。
WePlay! Invitational – G2 vs. nmDM [Ascent]
13ラウンド目
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Cloud 9 [Ascent]
13ラウンド目
GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020 – Reject vs. CYCLOPS athlete gaming [Ascent]
13ラウンド目
ヘイブン・スプリット
ヘイブン・スプリットでは、期にはすでにF字路のマップコントロールの手法が確立されていたため、防衛側はその対策が急速に普及しました。
F字路のマップコントロールとは
【VALORANT】CSGOの競技シーン出身者に勝つためには -第6章- フェイク – TSM式
ヘイブンではAメインの攻防が起こります。
Absolute Masters – Exceptis vs. Bonk [Haven]
4ラウンド目
17ラウンド目
Mandatory.GG Cup – G2 vs. BONK [Haven]
5ラウンド目
12ラウンド目
スプリットは攻防というより、いかにAの情報を得るかが鍵となりました。
なぜなら、マップ構造的に攻撃側がAランプまでを容易に確保することができるからです。
この攻撃側のマップコントロールに対する最も簡単で効果的な対策として、Aサイファーとが流行します。
トラップワイヤーと2つの目を持つサイファーは、エリアを取られた後の情報取りに打ってつけのエージェントです。
サイトで守る場合はヘヴンにスパイカメラを、ヘヴンで守る場合はサイトにスパイカメラを仕掛けることで、Aの侵入口を全て完璧に抑えることができます。
例
RAGE Japan Tournament – Absolute JUPITER vs. BBIgnis [Split]
19ラウンド目
RAGE Japan Tournament – Absolute JUPITER vs. SCARZ [Split]
6ラウンド目
WePlay! Invitational – fish123 vs. Ninjas in Pyjamas [Split]
4ラウンド目
は攻撃側のAランプ取りに対して、ブームボットやペイント弾で圧力をかけることができます。
PAX Arena Invitational – Sentinels vs. Gen.G [Split]
6ラウンド目
WePlay! Invitational – G2 vs. PartyParrots [Split]
11ラウンド目
まとめ
まとめると、この時期の主要な構成は以下の通りです。
・2センチネル(サイファー、)
自由枠
・1〜2デュエリスト(、
、
)
・0〜1イニシエーター(、
)
・+1コントローラー
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