VOCALOID
概要
VOCALOID は J-Pop から派生し、2000年代後半~2020年代の日本のインターネット文化と共に発展したポップスの一種である。メインボーカリストに「VOCALOID」と呼ばれる合成音声ソフトウェアを起用していることが特徴的。
“ryo”のように職業作曲家ではないコンポーザーが多く活躍しているため、以下のような特徴が見られる。
- アマチュア作曲家のコミュニティから発展したジャンルであるため、予算が少なく、従来のポップスと比べて楽曲制作に携わるメンバーが少ない。
- 「デスクトップミュージック」と呼ばれる、コンポーザー1人がパソコン上で楽曲制作が完結できる技術が利用されるため、生演奏の楽器が使われる機会は少ない。
音楽性の特徴として、モノフォニーなリフやブルー・ノート・スケールの多用が挙げられる。ポップスの分野ではこのような音楽性は珍しく、類似するジャンルとして1970年代のハードロックが挙げられる。また、その印象的なリフがフィーチャーされることが多く、“wowaka”や“かいりきベア”のように「リフ | A | リフ | A | B | C」といった特徴的な楽式が見受けられる。
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