Symphonic Jazz / Orchestral Jazz
概要
発祥:1920’s アメリカ ニューヨーク市
全盛期:1924’〜
1910年代末、ニューオーリンズから北上してきたアメリカンアフリカンによってニューヨークにジャズが持ち込まれた。ニューヨークでは芸術産業が盛んだったので、ジャズがすぐに馴染むこととなる。その後、ニューヨークの「ハーレム地区」を中心としてジャズが発展していくようになる。しかし当時のニューヨークではビッグ・バンドが主流で、ジャズは「多種多様な音楽」として広く聴かれていなかった。
1924年、ヴァイオリン奏者だった”Paul Whiteman”がニューオリンズのサウンドにクラシカルな要素を加え、新たなジャズを生み出した。ニューヨーク、マンハッタンにある Aeolian Hall で「新しい音楽の試み」と題されたコンサートで演奏された”Paul Whiteman”、”George Gershwin”、”Ferde Grofé”などによる『Rhapsody in Blue』が人気を博し、Symphonic Jazz が一躍有名になる。これによってジャズ自体の知名度も上がり、ジャズの普及と芸術化にも貢献した。
影響を受けたジャンル
第3音と第7音を半音下げたブルーノートやブルーノートを用いたテンションコードはここから取り入れられた。
シンコペーションのリズムはここから影響された。
・Classical
オーケストラ楽団を用いて演奏するスタイル
音楽的特徴
楽器
従来のオーケストラ楽器の他に、ミュートしたトランペットやコルネット、バンジョーが用いられる。
代表曲
- George Gershwin – Rhapsody in Blue (1924)
タイトルは「ジャズの奏法によるラプソディ」といった意味があり、当時のジャズはアメリカにおける民族音楽と捉えていたことが窺える。
現在、主に演奏されているのは、1942年に加筆修正を加えられたオーケストラ版である。
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派生したジャンル
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影響を与えたジャンル
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