Bluegrass
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概要
発祥:1945’ アメリカ
全盛期:1960’s
1945年、Hillbilly のアコースティック・バンドだった”Blue Grass Boys”にバンジョー奏者の”Earl Scruggs”が加入した。彼は従来のバンジョー奏者とは違い、熟練した印象的な演奏をすることから、バンジョーがソロでフィーチャーされることが多くなった。それに影響された他のメンバー(マンドリン、フィドルなど)も次第にソロパートを演奏するようになり、その特徴的な音楽性が確立された。”Blue Grass Boys”は1946年から1947年にかけて28曲がレコーディングされ全国的なヒットとなったが、この頃はまだ Hillbilly の域を出ていないと判断されていた。
1960年代のフォーク・リバイバルによって”Blue Grass Boys”は若者に再発見され、”Blue Grass Boys”に似たスタイルのアーティストを彼らの名前から取って Bluegrass と呼ぶようになった。その後、”Blue Grass Boys”の元メンバーだった”Lester Flatt”、”Earl Scruggs”が中心となって、市街や大学キャンパスなどでライブを行い、着々と人気を博していった。
1965年、初めてのブルーグラスフェスがバージニアで開かれ、1967年には”Bill Monroe Bean Blossam Bluegrass Festival”と呼ばれる世界でもっとも古い、現在でも毎年行われるブルーグラスフェスが開かれた。
影響を受けたジャンル
・スコットランドやアイルランドの伝承曲
マンドリン、フィドル、5弦バンジョー、ドブロ・ギターなどの特殊な楽器が用いられたり、アップテンポの曲が多く、速弾きなどのアクロバティックな演奏が多くされるのはここから影響された。
音楽的特徴
楽器
マンドリン、フィドル、5弦バンジョー、ドブロ・ギターが主に使われる。
ボーカルが使用されないことも少なくはない。ボーカルが使用される場合は「ハイロンサム」と呼ばれる「悲しみを達観した(筆者の主観)」唱法がよく用いられる。
代表曲
- Bill Monroe and his Blue Grass Boys – Blue Moon of Kentucky (1947.9)
Hillbilly のマンドリン奏者だった”Bill Monroe”が書いたワルツで、全国的なヒットとなった。その後、“Elvis Presley”、“Paul McCartney”をはじめ、多数の歌手によって録音された。後年、”Bill Monroe”は「ブルーグラスの父」と呼ばれ、フェスを主催するなど Bluegrass の発展に努めた。
- Lester Flat, Earl Scruggs and The Foggy Mountain Boys – Foggy Mountain Breakdown (1950.3)
- Lester Flat, Earl Scruggs and The Foggy Mountain Boys – The Ballad of Jed Clampett (1962.11)
“Blue Grass Boys”のメンバーだった”Lester Flat”と”Earl Scruggs”は1948年には既に脱退しており、彼ら自身で新しいバンドである”Foggy Mountain Boys”を組んでいた。
1949年に発表した『Foggy Mountain Breakdown』では商業的に目覚ましい成功を収めた。1962年にリリースした『The Ballad of Jed Clampett』ではUSカントリーチャートで1位を獲得した。
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