Traditional Folk / Roots Folk

概要

発祥：20世紀

全盛期：19′ / 1952’~19′

1937年から1942年にかけて、アメリカの民族音楽学者”Alan Lomax”親子は1万回以上にも及ぶ民族音楽の録音を続けていた。この録音がデビュー作となった者（Muddy Waters、Woody Guthrie）もいれば、録音当時はあまり人気を博さなかったものの、次世代のアーティストに影響を与え、後年に再発見された者（Leadbelly、Jelly Roll Morton）など様々だった。これらの録音は全て議会図書館にアーカイブされ、後年に「この録音がなければ、アメリカの音楽史は異なったものになっていただろう」とも言われた。

1952年、実験映画のアーティスト・学者であった”Harry E. Smith”によって、自身の趣味のために収集した民族音楽84曲を収録したアルバム『Anthology of American Folk Music』がリリースされる。

これら2組の学者のアーカイブ活動はフォーク・アーティスト達に絶大な影響を与え、1950年代から60年代頃のフォークブーム、フォーク・リバイバルの火付け役となった。