Hard Rock 第1世代

Hard Rock 第1世代


※このページは書きかけです。参考程度にお願い致します。

概要

発祥:1970′

全盛期:1970’~1980′

1969年、“Led Zeppelin”の台頭により、後発のロックバンドの多くが“Led Zeppelin”の影響を受けた音楽性に変化する。

1970年、イギリスから”Deep Purple”、”Black Sabbath”、”UFO”といったバンドがデビューし、“Led Zeppelin”を含め、彼らの音楽は Hard Rock と呼ばれた。

しかし1893年に発表された”Van Halen”の『1984』が世界的大ヒットを記録したことにより、イギリス発祥のブルース色が強い Hard Rock は廃れ、アメリカ発の明るくコード進行主体の Hard Rock が世間を圧巻するようになる。

影響を受けたジャンル

音楽的特徴

楽式:複合三部形式

| (序奏) | 主部 | 中間部 | 主部 | (コーダ) |

主部は「A パート」と「B パート」に分かれ、よく

  • | A | B | A |
  • | A | A’ | B | A |
  • ||: A :||

など、自由に構成される。尺は中間部に比べて短い。

中間部はギターやキーボードの即興演奏で構成され、尺は様々である。

二度目の主部は、一度目の主部と同一であることが多い。

曲頭に序奏が入ることがあり、その場合は主部の「A パート」からボーカルを抜いたものが入ることがほとんどである。

曲尾ではコーダが入ることがあり、主部が繰り返されたり、また違ったソロパートが挿入されたりなど多様である。

代表曲

  • Deep Purple – Deep Purple In Rock (1970.6)
  • Deep Purple – Machine Head (1972.3)

“Deep Purple”は元々サイケデリックムーブメントに影響されたロックをオーケストラと共演したり、そこに Jazz や Classical をベースとした即興演奏を加える演奏スタイルだった。

しかし“Led Zepplin”の影響を受けて作られた 3rdアルバム『Deep Purple In Rock』では、ギターリフを中心としたハードな曲調にギターとキーボードの掛け合いのような早弾きの即興演奏を加え、強いインパクトを与えた。彼らのアルバム総売上は1億枚を超えている。

『Machine Head』は Speed Metal の先駆的アルバムと言われ、イギリスで1位、アメリカで7位を記録した。

 

  • Black Sabbath – Black Sabbath (1970.2)
  • Black Sabbath – Paranoid (1970.9)

“Black Sabbath”はデビューアルバム『Black Sabbath』を「13日の金曜日」にリリースしたり、ライブではコウモリを食べたりなど恐怖を前面に打ち出したバンドである。彼らのコンセプトは Heavy Metal の誕生に影響を与えたと言われている。3rdアルバム『Paranoid』では全英アルバムチャート1位を獲得した。

“Led Zepplin”とは違い、ギター・ベースのリフにボーカルやドラムが追従してユニゾンするスタイルに加え、ギターのリフにパワーコードを積極的に取り入れたスタイルが特徴的。

 

  • Thin Lizzy – Jailbreak (1976.3)
  • Thin Lizzy – Live and Dangerous (1978.6)

“Thin Lizzy”はアイルランド出身のバンドで、ベーシストの”Phil Lynott”はロックの分野で商業的成功を収めた最初の黒人アイルランド人である。ツインギターによるツインリードのスタイルは、ヘヴィメタルの音楽性に影響を与えた。

ライブアルバムの『Live and Dangerous』はイギリスで2位を記録した。

 

・UFO – Lights Out (1977.3)

・UFO – Strangers in the Night (1979.1)

“UFO”はハードなギターリフと幻想的なキーボードやオーケストラの伴奏が共存するスタイルのバンドで、その音楽性はニューウェーブ後のハードロックに影響を与えた。

ライブアルバム『Strangers in the Night』は”Guns N’ Roses”のギタリスト”Slash”がベストアルバムに挙げている。「Kerrang!」誌の「100 Greatest Heavy Metal Albums of All Time」にて47位を記録した。

 

  • AC/DC – Let There Be Rock (1977.3)
  • AC/DC – Back in Black (1980.7)

”AC/DC”はオーストラリア出身のバンドで、全世界累計アルバムセールスでは2億枚以上を記録しており、世界で14番目に売れているアーティストである(アメリカでは売上7,050万枚を記録し、10番目に売れているアーティストである)。「VH1」の「100 Greatest Artists of Hard Rock」において4位、「100 Greatest Artists of All Time」において23位を記録した。

6thアルバムの『Back in Black』は全世界で5,000万枚をセールスし、世界歴代アルバム売上第2位を記録した。

 

  • Ozzy Osbourne – Blizzard of Ozz (1980.9)

 

  • Diamond Head – Lightning to the Nations (1980.10)

派生したジャンル

影響を与えたジャンル

コメント

タイトルとURLをコピーしました